みなさんこんにちは。
本記事は重症ニキビと格闘する体験記です。
この記事は格闘からの途中経過の記事となっていますので、どれくらいの病状だったのか?など始めの記事から気になる方はこちらをご参考下さい。
ストレスとニキビの関係性
ストレスはカテコラミン(ドーパミン、ノルアドレナリンなど)を多く発生させます。カテコラミンが多く発生すると、それらを代謝処理するのに、ナイアシンなどが消費され、ナイアシン不足を招きます。
ナイアシン欠乏による皮膚病で有名なものにペラグラがあります。
様々な理論があり、多様な場面で言われているストレスはお肌の大敵という言葉。
現代人のストレスの第一位は仕事と人間関係です。仕事をやめてニキビが治るのか、この記事で体験をお話しします。
ちなみに人間関係でお悩みの方はこちらがお役に立てれば幸いです。
対処①仕事を辞める
2019年の8月末まで在籍していましたが、8月は有給を消化していたので、実質殆ど仕事に行っていません。
その間はまあ、心も身体も軽いこと、軽いこと!!
そして、
8月頭~9月頭まででやってきたニキビ対策はズバリ、できることは全てやる!!もう一度本気で、基本に忠実に取り組む。それだけです。
職場環境
仕事のストレスだけでなく、環境そのものが原因だった可能性もあります。
筆者は10年以上飲食を生業にしており、炎燃え上がる厨房や、ひたすら揚げ物をあげまくる一日だったり、スープやソースに火入れをする日々だったので、冷静に考え直すと、オイルミストが皮膚にもこびりついていた状態で一日を過ごしていたことでしょう。
対処②薬を疑わずにもう一度使ってみる
過去に効果を示したのが抗生物質のミノマイシンだけでした。このことからミノマイシン以外を放棄してきた筆者。
まずは8月1日~お盆までの間、ミノマイシン200mg(朝50mgを2錠、夜50mgを2錠)を投入して一気に顔を綺麗にしました。
お盆明けからミノマイシンを100mg(筆者は朝50mg1錠、夜50mg1錠の生活を14歳からかれこれ20年近くずっと継続している)に戻して、回復した顔をどれだけ維持していけるか?の闘いを始めます。
外用薬に再度選んだのは、ベピオゲル、加えてヒルドイドです。
仕事を辞めたので塗る時間を厭わなくなりました。朝洗顔してベピオゲルを塗って一日を過ごします。夜はシャワーの後にヒルドイドを塗って就寝します。
対処③洗顔の徹底
一日二回の洗顔は皮膚に負担が大きいと過去の経験で実感がある筆者。したがって、朝は皮脂を落としすぎず表面の油だけを流すイメージでミノンのベビー全身シャンプーで時間をかけずに(肌にダメージを与えないように)サッと洗います。
軽く洗顔し、薄くベピオゲルをサッと塗り、ベピオゲルは日光にあててはいけないので、マスクをして(つまり眉間より下部のマスクで覆える部位のみ塗布する)日中を過ごします。
筆者は男性ですが、仕事を辞めれば化粧も不要ですよね!!
そして夜の洗顔が最も重要です。
睡眠中に皮膚は修復を図るので。
夜はとにかく隅々まで、落とし切ります。
筆者はロゼット洗顔パスタ荒肌用を使用します。
毛穴が開いている方なら話が理解できると思いますが、開いた毛穴から白いおたまじゃくしの尻尾のようなものが無数に生えているように見える何か、がありませんか?ピンセットでつまんで引っ張ると、スポッと根っこらしきものまでとれて、毛穴がスッキリするあれです。
そのおたまじゃくしたちを根こそぎかっさらうようなイメージで特に、眉間、鼻脇、ほうれい線、口下および顎を徹底してロゼットで揉みこんで巻き込んで除去します。
洗顔薬の残りも肌の菌の栄養になるので、しっかりお湯で濯ぎきって、
風呂場から出たら毛穴を引き締める為に水洗顔をします(ゆでたてのうどんをしめるイメージ!!)。
根こそぎ洗うと肌は皮脂を分泌しようとしてくるので、ここですぐさま顔の水分が蒸発する前に、ヒルドイドでフタをします。
皮脂分泌をさせない環境の継続が、皮脂過多のリズムを矯正します。
ヒルドイドは炎症を抑える作用があるので、多少の黄色ニキビの破裂した体液が漏れている傷口でも、しっかり塗り込めます。
紫ニキビはそもそも皮膚科で専用の薬をもらってください。それくらい紫ニキビは素人の対処は危険です。
一旦塗り込んでしまえば肌は油を生成しようとはしないので、表面の塗りすぎた白いヒルドイドはティッシュ等でふき取ってしまいます。
対処④カフェインを断つ
筆者はカフェイン依存症です。リポビタンDから一日が始まり、コーヒーを一日に6、7杯は飲みます。
ストレスとニキビの関係性の見出しでお話ししたナイアシンですが、カフェインは結論ナイアシン不足を招きます。
いままでずっとやめられなかったコーヒーが、実は元凶かもしれない。
したがって、いきなりは無理なので、午前中だけは有りで、午後はノンカフェインコーヒーに切り替えました。
筆者が飲んでるのはコレです▼▼
味は変わらないですね。むしろこっちの方が香りがいいかも。
対処⑤ドーパミンファスティングを行う
カフェイン、アルコール、ニコチン、エクスタシー、いういったドーパミン誘発行為は往々にして、脳の重要な酵素やビタミンを消費してしまいます。
結果同類の酵素などで分解されるヒスタミンなどの分解までに酵素が回りきらずに、ヒスタミンが体内をさまよってしまいます。
ヒスタミンはアトピーの原因ですし、脳内で最も刺激性のある物質なので、結果体中のあちこちで炎症を起こす原因となります。
基本、皮膚に回る栄養より、脳の代謝に回す栄養が優先なので、このような快楽的生活(ドーパミン誘発行為)を常習とすれば、肌がボロボロになるのは当然の結果ということなのです。
快楽過多が原因の可能性が大いに高いので、筆者は肉を食べずにたんぱく質は植物からとる制約を取り入れることにしました。
きっと精進料理って、本当に色んなことを考えぬいたメニューなんでしょうね。
対処⑥黄連解毒湯の再開
黄連解毒湯は、漢方薬です。筆者は4カ月試したことがあるのですが、効果がなかった為やめてしまいました。
今回は改めて半年の期間で試してみたいと思います。他の肌への対処との相乗効果で力を発揮するかもしれません。ダメ元でやれることは全てやってみます。
対処⑦ナイアシンフラッシュの体験
ナイアシンフラッシュをご存知でしょうか?
筆者は実際に何度かフラッシュを起こして、細胞内のヒスタミンダイエットを実施しています。
回数を重ねるごとに肌が炎症を起こしにくくなっている実感があります。
対処⑧ファスティングと腸内洗浄
くしくも痔瘻を患い、入院手術を受けることになった筆者。
2020/3月半ばに手術を受ける日程を組み、その際鎮静剤や麻酔、術後に鎮痛剤など様々な薬物服用が予定される為、事前に日常の服用薬を申請、病院へ報告しなければなりません。
ミノマイシンなどの抗生剤や片頭痛予防薬のデパケンなどを服用していますが、色々と面倒になるのを予測して、病院へは報告せず、手術日程が決まった2月下旬から服用をやめました。
もともとミノマイシンをかねてより中止することがテーマのこのニキビ体験記です。
頭痛も仕事をやめてからかなり落ち着いていたこともあって、膿んだ顔も辛い頭痛も全て受け入れて手術に臨むと腹を決めました。
腸内洗浄と大腸内視鏡検査
手術前日に大腸内視鏡検査があります。消化管をすっからかんにしなければならないので、下剤を飲む、飲む、飲む!!!
検査当日の朝から合計13回の排便(といっても固形が出るのは最初の2回だけ。残りはお尻からの水噴射が透明になりきるまでひたすら下剤を飲みます。)をし、口から肛門までをすっからかんにします。
はからずもファスティングとなる
手術当日も当然飲食不可(水分だけ点滴で補給)なので結果的にまる二日の完全断食。検査と手術の前後のスープだけの日も合わせて結構なファスティングを経験します。
まず、皮膚から脂が出てこなくなったのは、本当に驚きました。
せっかく腸が空っぽになったので、ここからは生まれ変わったつもりでと決意し、その後の食事復帰より、とにかく噛んで食事をしています。
口の中が腸になったイメージで、そのまま便になると考えてとにかく細かく噛んで食事します。都度都度水分もとって。
一食にかける時間が30分以上になり、一食に飲む水分が汁物以外でコップ3杯になりました。
痔瘻の術後の痛みがあるので、断じて便秘にはさせまいと深く決意。いきまないで排便できる少し柔らかい便を退院後、ずっと継続維持しています。
手術後(腸内洗浄後)は現在まで欠かさずビオフェルミンを飲み、生まれ変わった腸をそのままに維持継続させる努力を実行中です。
全対処のまとめと現時点の結果
ということで上記全対処をやってきた結果、現在(2020/3/30時点)の肌は、
2020/2月末よりミノマイシン断ちを見事継続しながら、
- 紫ニキビはひとつもなし
- 赤く炎症で盛り上がるのは一週間に鼻一カ所程度
- その炎症個所から黄ニキビに変化する為、黄ニキビの生成も一週間に一カ所程度
全体としての炎症は圧倒的に起こりにくくなっており、収まっている状況です。